心臓が悪いといわれたら安静にしないといけない?

私がケアのお手伝いをさせていただいているワンちゃんは、獣医さんから心臓が悪いといわれた子が多いです。

そのうち何人かの獣医さんは、

「安静にしてください!」とおっしゃるようです。

心臓が悪くなると安静にしないといけない?

心臓発作を起こしてICUに入っているという重症な子は別ですが、普通に食事が出来て動ける子に安静なんてあり得ない。

と私は思っています。

その理由は、
適度は運動は健康を維持するために必要なことだと思っているからです。

適度な運動をしないと、血液の流れやリンパの流れが悪くなって、体に良くないというのはなんとなくわかると思います。

では、
なぜ適度な運動が必要なのか?
という理由を学術的な根拠を中心に書かせていただきたいと思います。

適度な運動が必要な理由には、ホルモンが関わっています。

1980年代に、副腎や卵巣そして脳などの臓器以外の器官もホルモンを産生して分泌することがわかりました。

例えば、
血管の内側に存在して血圧調整に関係する血管内皮細胞もホルモンを分泌します。

しかしこのホルモンは、ペプチドホルモンでもステロイドホルモンでも、アミノ酸誘導体ホルモンでもなく、ガスである「一酸化窒素」なのです。

「一酸化窒素」って何?
と思いますよね。

余談になりますが、
工場や自動車の排気ガスには、ごくごく微量の一酸化窒素が含まれています。

排気ガスには、一酸化窒素以外にも、二酸化窒素や一酸化二窒素などの窒素化合物が含まれて、これらの窒素化合物が太陽光に含まれる紫外線によって光化学反応を起こして発生するのが、光化学スモッグです。

懐かしいですね。
昔は光化学スモッグ注意報がありましたね。

笛がなってプールから慌てて上がったのを思い出します。

ガスである一酸化窒素は、血管を広げることで、血液を流れやすくします。

つまり、
血管自身がホルモンを分泌し、自分自身の機能を調節しているということです。

この血管内皮細胞の機能は、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣によって低下するといわれています。

そして、血管内皮細胞の機能が低下した状態が続くと、動脈の壁が厚くなったり、血管壁の柔軟性が失われて硬くもろい状態になったりするようです。

血管壁が厚くなると血管が狭くなり、血管の中で血が固まりやすくなります。

血管の中で血が固まった状態を血栓と呼び、血栓が脳の毛細血管の中で起こるとそれは脳梗塞になります。

一方で、血管壁が硬くもろい状態だと、血圧が急激に高くなった場合に血管が破れることがあり、大動脈のようなところで破れてしまうと命に関わるほど危険な状態になります。

一酸化窒素はガスであるため、すぐに拡散し、その効果は約1秒しか持続しません。

しかし、
一酸化窒素を自分の意思で血管内皮細胞から分泌させる方法があります。

一酸化窒素が血管内皮細胞から分泌されるのは、血管の中を流れる血液の量が一気に増えたときです。

つまり、
筋肉に力を入れて血管を収縮させておいた後、筋肉を一気に緩めて血管を弛緩させ、血流を増やしたときに一酸化窒素が分泌されるのです。

これが何を意味しているかはもうわかると思います。

何らかの運動をすれば、一酸化窒素は分泌されるということですね。

こういうことを知っても、

心臓が悪くなったら安静にしないといけないと思いますか?

ということですよね。

これは、
高齢の方が大腿骨を骨折して動けなくなると、急激に体調が悪くなるということを考えるとうなずけるのではないでしょうか。

心臓のことでもう少し書かせていただくと、

心臓についてですが、特に心房からもペプチドホルモンが分泌されます。

このホルモンは、1984年に発見されました。

血管に作用して血管を拡張させて血圧を下げ、心臓の負担を軽くし、腎臓にも作用してナトリウム(塩分)を排泄し、尿を生成して体外に排出し、体の体液量を減らすことで心臓の負担を減らします。

このため、このホルモンは心房から分泌されて尿を出させる作用のあるホルモンという意味で、心房性ナトリウム利尿ペプチドと呼ばれています。

心臓の機能が低下した状態、つまり心不全になると心臓自身が血液を循環させるポンプの機能を果たすのが「しんどくてつらい!」状況であることを血管や腎臓に伝えるために、このホルモンを分泌するのです。

体の機能ってホントにすごいです。

だから、
ワンちゃんに適度な運動を心がけることが健康の秘訣の一つだと思います。

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