食事を変えたぐらいで下痢や軟便になる腸内環境は変えるべきでは?

フードを変えるとうちの子は下痢をするので、フードを変えたくない。

手作りごはんを食べさせて下痢や軟便になって、取り返しのつかないことになるのが怖い。

だから、下痢や軟便にならない食べ物を探しています。

とおっしゃる飼い主さんがいらっしゃいます。


食事を変えた時に下痢をしたり、便がゆるくなったりするのは、どのように考えたらよいのでしょうか?

この場合、


食事の成分(食材)が変わったぐらいで、腸内環境が変わってしまう、現在の犬猫の腸内環境の状態を改善することが優先順位ではないでしょうか?


少なくても、下痢をしない食材やフードを探すのは、問題解決にはならないと思います。

食事の成分(食材)を変えて、下痢をしたり便がゆるくなったりすることは、

食事の問題ではなく、今の犬猫の腸内環境に問題があるということではないでしょうか。

つまり、「腸内に異物がたくさんある!」ということが考えられます。


しかし、多くの飼い主さんの問題点は、

うちの犬猫がこのフード(食事)を食べて下痢をしたこと。

だから、「下痢を止める」ということに視点を置かれます。


腸にとどめたくないものが腸内にあるから、下痢をしてでも体内から出したいものがあるのに、
それを止めるんですか?


動物病院へ行って、下痢を止めるための薬をもらい、下痢を止めたらそれで問題は解決したことになるのでしょうか?

臭いものには蓋をする!

ということではないでしょうか。
 

適切な知識を得ることが問題解決に繋がるのではなかと思います。

病気と食事(栄養)については、ペット食育1級認定講座で詳しくお伝えさせていただいております。
 

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