精神性や感情を支配しているのがまさか腸にあると思われる人は少ないのではないでしょうか?
精神性や感情は脳がコントロールしているのでは。と思われる方が多いと思います。
これはマウスの実験ですが、
肥満マウスの母親から生まれた仔マウスは、社会行動に異常が見られることが多いといいます。
それは、他のマウスに興味を示さなかったり、新しいことに興味を示さなかったりと、ヒトの自閉スペクトラムと似た症状を示すそうです。
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つといわれています。
肥満マウスから生まれた社会行動に異常が見られる仔マウスに、社会行動に異常が見られない正常なマウスの腸内細菌叢を移植しました。
すると、驚くことに、腸内細菌叢を移植された仔マウスの社会行動に異常が見られなくなったといいます。
次に、腸内細菌叢が存在しない無菌マウスの行動を解析すると、社会行動に異常が見られたそうです。
そこで、無菌マウスに社会行動に異常が見られない正常なマウスの腸内細菌叢を移植すると、社会行動に異常が見られなくなったそうです。
これらの結果から、腸内のある特定の細菌が失われることで、社会行動に異常が見られるのではないかと考えられました。
人でも腸内の環境によって、うつ状態になったり、イライラすることがあったりします。
これは習慣的に甘いものをたくさん摂っていると起こることが考えられています。
甘いものは腸内細菌のバランスを崩し、短鎖脂肪酸が作れなくなることが原因だと考えられています。
これは乳酸菌の問題でも発酵食品が足らないという問題でもありません。
甘いものはリーキガットを作ってしまう原因にもなります。
生まれた時は母親から菌をもらいます。
その後は食べたものによって腸内細菌叢が形成されていきます。
乳酸菌ばかりにとらわれていると、善玉菌優位になりすぎてかえって腸内細菌叢が崩れます。
人の場合、病気になっている人の腸内は善玉菌優位が多いといいます。
ある専門家がこのような状態を公務員ばかりで形成されている世界と表現されています。
公務員だけでは社会は成り立ちません。
腸内細菌叢は植物系のもをエサにする善玉菌と動物性のものをエサにする悪玉菌で発酵と腐敗が起こっています。
発酵も腐敗も必要なことなのです。
そもそも、善玉と悪玉という名前を付けているのは、乳業メーカーの商売上の都合でしかないのでは。
善玉菌は好気性菌で酸素を好む菌、悪玉菌は嫌気性菌で酸素を好まない菌、これに善も悪もないのです。
これはコレステロールも同じですね。悪玉は悪ではありません。
動物でも行動に問題があってり、イライラして落ち着かなかったりす子もいます。
口内ケアができないという子もいたりしますが、改善のためにアプローチの一つとして、腸内環境の改善は重要ではないでしょうか。
また、東洋医学の概念で考えると、悲しみの精神性では肺の兄弟臓器である大腸が虚血になり悪くなるともいわれます。
悲しみは甘いものと直結するのでは?とも思いますが。
ペットの食事について、具体的なアドバイスをさせていただいています。
少しでもワンちゃん、猫ちゃんの問題解決のお手伝いができれば幸いです。
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