腎臓が悪くなるとリンの含有量に気を付けないといけない?

腎臓が悪くなると、リンの含有量には気を付けましょう。
そして、低タンパクにしないといけない。
というようなことをお聞きします。

動物の治療では腎臓療法食がまさにこのリンとタンパク質を制限しているフードになります。
それで、手作りごはんの場合にもリンが多く含まれている肉を制限するという話もお聞きします。
手作りは水分が多いからタンパク質にしてもリンにしても、危険な濃度で栄養素が体に入ることなんてないと思うのですが。

リンの含有量が多いのは牛乳やヤギミルクです。
また、人の食品で考えると菓子パン、コンビニ弁当、スーパーの惣菜、ファーストフード、スナック菓子などには莫大な量のリンが入っています。
保存食品にも食品添加物としてリン酸が入っているものを添加して腐らないようにしています。
加工品に含まれる添加物由来のリン酸塩は吸収率が極めて高いといわれていますので、少量であっても過量摂取になり得ます。

リンは骨に必要なミネラルではあるのですが、摂取量が過剰になると体内のカルシウムのバランスが崩れカルシウムを溶質してリンを捨てます。
ということは骨密度が下がるので、骨粗しょう症のリスクもでてきます。
リンに気を付けるというならば、保存料の入っているものを摂らないことが大事ではないでしょうか。

ペットのおやつや歯磨きガムにもリン酸塩が入っているものがあります。
添加物などの有害になるものを頻繁にお口に入れて噛み噛みしていたらどうなるでしょう?
人の場合、オール添加物でできた口臭予防のものを毎日お口にいれていると、口腔ガンになる人が多いといいます。
リンは体に必要なミネラルですが、加工品や乳製品を摂り続けることによるリスクが大きいのではないでしょうか。

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