うちの子は空腹の時に胆汁酸や胃液をよく吐くんです!
とおっしゃる犬の飼い主さんはとても多いですね。
多くの飼い主さんは、
空腹時間が長いから食事回数を増やすようにいわれましたので、
一日の食回数を増やしています。とおっしゃいます。
これは、空腹の時に吐くという行為をなくすためには有効かもしれません。
飼い主さんに、
空腹の時に吐かないようにしたいのですか?
空腹になっても、吐く理由がないので吐かないようにしたいのですか?
とお聞きすると、
「えっ!?」
という答えが返ってきます。笑
通常は空腹が長時間続いたからって吐かないです。
自然界にいるチータなどの肉食動物は、空腹時間が長いと常にゲーゲー吐いていますか?
当然、空腹になったからといって吐かないです。
空腹になって胆汁酸や胃液を吐くのは、その反応から考えると、
今、食べ物を入れないでください!
というサインではないでしょうか。
分泌液が逆流して、口から出てきているのだから。
よく消化器が悪くなったら口内炎ができることがありますが、
これは体が口の中に「できもの」を作って、食事を入れさせないようにしようという防御反応ではないでしょうか。
体は食べ物が入ってくるととても忙しいのです。
多くの代謝は肝臓でおこなわれているので、当然肝臓は忙しいし、
膵臓も消化液を出さないといけない、
食べて血糖値が上がればインスリンを分泌して、各組織の細胞に糖を押しこまないといけない、
心臓は血圧を上げて血流を全身に送らないといけない、
胆嚢は肝臓で作った胆汁酸を出さないといけない、
腎臓は血液をろ過しないといけない、血中カルシウム濃度が上がれば、ビタミンDを活性化して骨に入れないといけない。
などなど。
胃や腸もフル活動ですね。
体にはたくさんのエネルギーが必要になります。
体は食べ物を入れないで!ってサインを出しているということは、
消化吸収に使うエネルギーを修復のエネルギーに回したい。
ということではないでしょうか?
このように説明させていただいても、犬に一食でも食事を与えないのは不安です。
とおっしゃる飼い主さんが多いです。
少し食事を与えないぐらいで、体は栄養失調にはならない。
ということをペット食育2級認定講座でお伝えさせていただいています。
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