犬猫に皮膚の痒みなどの症状が出れば、それを何とかしてあげたいと飼い主さんが思うのは当たり前のことだと思います。
しかし、症状というのは体の不具合を教えてくれる大切なお知らせでもあるのです。
もし、問題があるのに症状が出なかったら、、、
と考えるとゾッとします。
それは、例えば、
熱湯を浴びて火傷をしても、
熱さや痛みを感じる神経がなければその火傷に気づけないし、
ハチに刺されても痛みがないと気づけないし、
足の骨が折れてても気づけない
ということが起こるからです。
症状は不快ですが、体の不具合や危険だということを教えてくれる道しるべでもあります。
つまり、症状は生体の防御反応なのです。
「体に何か起こっているから気を付けてください!」という信号があるから、それに気付けるのです。
その症状をずっと薬で止め続けていいのでしょうか?
免疫を抑制するステロイド薬などを使えば症状は止まります。
問題が起きているというサインを消しただけで、体はこの先、大丈夫なのでしょうか?
ステロイド薬を長期投与すれば、
・過剰な血糖値の上昇作用で糖尿病のリスク。
・白血球の働きを抑える免疫抑制作用では感染症を引き起こし、疾患発症の危険性が高まり抗酸化作用も低下する。
・骨量低下による骨粗鬆症。
・消化性潰瘍や血栓症。
など、体にとっては大きなリスクがあります。
薬はなくてはならいこともあるのですが、「使い方の問題」ではないでしょうか?
例え、薬で症状を止めても、その症状が出ている原因には何のアプローチもしていないとわかっていることが大切だと思います。
飼い主さんができることはたくさんあります。
Zoom マンツーマンセミナーでは、
犬猫の免疫・口内ケア・知っておきたい血液検査のことなど、テーマも盛りだくさんです。
Zoom マンツーマンセミナーの詳細は、 こちら
病気と食事(栄養)については、ペット食育1級認定講座で詳しくお伝えさせていただいております。
ペット食育1級認定講座の詳細は、 こちら
最近のコメント