うちの子が胆泥症といわれ、低脂肪の食事をしてくださいといわれたのですが、何を食べさせたらいいですか?
「あぶら」を控えた方がいいでしょうか?
という食事の相談を飼い主さんからいただくことがあります。
胆泥症とは、一般的に何らかの原因で胆汁が濃縮して変質し泥状になったもの、胆泥が胆嚢に貯留した状態といわれています。
胆泥を栄養学的に考えると、
胆泥ができるのは、胆汁の中のコレステロールが上昇することにより、レシチンと胆汁酸のバランスが悪くなり、胆汁の粘張度が高くなることが考えられます。
コレステロールとレシチンと胆汁酸のバランスが悪いということだと思います。
だから、胆汁酸の生成とレシチンが含まれる食事を積極的に摂ればいいということではないでしょうか。
これらは「あぶら」に分類されるため、「あぶら」の処理は「あぶら」でするのが原則だと私は思っています。
それは脂質の定義が、「あぶら」に溶けて、水に溶けない有機物だからです。
また、胆石や胆泥が形成される大きな要因の一つとしては、胆嚢収縮機能の低下が問題になることがあるといわれています。
コレステロール、レシチンと胆汁酸のバランスが悪くなると、胆汁の粘張度が高くなり、うっ滞もしくは細菌感染によって凝集を起こした胆汁が、胆嚢・胆管で固まって結石となるともいわれていますので、細菌感染の対策ということで、病原体の侵入に対してのケアも必要だと思います。
レシチンは卵の黄身と大豆に含まれています。
また、胆汁酸の生成にはグリシンというアミノ酸とタウリンが関わっていますので、動物性の食材をしっかり摂ることが
胆泥症の予防の一つではないでしょうか。
ケアを頑張っているのだけれど、
なかなか自分が思うようにいかない!
うちの子に合った適切な食事やサプリなどの
アドバイスをしてほしい。
という飼い主さんは、
結果を出すための選択肢の一つとしてぜひ、
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