犬が黄色や透明の泡のようなものを吐くのは?

うちの子は朝起きた時に、黄色や透明の泡のようなものをよく吐いているんです。
とおっしゃる犬の飼い主さんはとても多いです。
多くの飼い主さんは、
・空腹時間が長いから食事回数を増やすようにいわれて、食事の回数を増やしています。
・吐き気止めの薬を飲ませています。
とおっしゃいます。

これは、吐くという行為をなくすためには有効かもしれませんが、吐く理由をなくすことにはならないのではないでしょうか。
薬も時には必要な時がありますが、今の医療は薬で一ずっと応急処置をし続けているようなものだと思います。

犬が吐くのには必ず理由があり、その根本原因があります。
それは、胃や腸、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器に何らかの問題があるからではないでしょうか。
吐くという症状は、消化器に何らかの問題があるというサインです。

動物の消化器が悪くなるということは、日々食べているものに問題がないわけがありません。
特に肝臓、胆嚢、膵臓は油の処理をするところです。

コレステロールは肝臓で合成されます。
胆嚢には余剰のコレステロールを入れておいて総胆管を通って十二指腸に送られます。
胆汁酸は油の消化には必要なものです。
そして、その途中に膵臓があって、膵臓からコレステロールなどを分解するリパーゼという消化酵素が出ます。
余剰のコレステロールは胆嚢に溜めるわけですから、たくさん溜まってくると胆泥ができます。
通常、コレステロールは動物性脂肪の摂りすぎですが、動物脂肪は敬遠されていますので、摂り過ぎはほとんどないと思います。
ということは、植物性の油のトランス型脂肪酸がコレステロールの合成に関わりますので、これが問題なのでは。

トランス型脂肪酸があると炎症が起きるので、そこにカルシウムが沈着して石灰化するので胆石ができるという仕組みです。
加工品には多くのトランス型脂肪酸が含まれています。
また、植物油を高温で揚げたり炒めたりしてもトランス型に変わってしまいます。
このような背景が吐く理由に関係があるのではないでしょうか。

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